2024年09月26日
2025年度共通テスト対策講座レポート&英語・数学勉強のポイント

こんにちは、岡山進研学院です。

夏休みも終わって共通テストまで残り半年を切った中、どう対策を進めていくべきなのか悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで本学院では、2024年7月21日(日)と8月9日(金)に、高校2・3年生とその保護者の方を対象に「2024共通テスト対策講座」を開催いたしました。

今回は、7月21日(日)開催の対策講座レポートに加え、本学院の数学と英語の講師に共通テストの傾向や学習のポイントについて詳しくインタビューした内容をお届けします!

少しでも共通テストへの不安が軽減されたり、今後の勉強のヒントになったりと、皆さんのプラスになれればうれしいです。これからの共通テスト対策や大学受験勉強に、ぜひお役立てください♪

 

 

 

目次

1章:7月21日(日)「2024共通テスト対策講座」レポート

① 最近の受験状況

② おすすめの戦略的受験日程

③ 進路の系統決定

④ 共通テストの傾向の変化と概要

2章:【英語】堀川 由満 先生に聞く! 対策と勉強のポイント

① <解答作法>とその習得方法

② 共通テストにおける傾向と解答のポイント

③ 英語の学習方法について

3章:【数学】佐伯 隆 先生に聞く!対策と勉強のポイント

① 共通テストの傾向

② 数学の学習のコツ

 

1章:7月21日(日)「2024共通テスト対策講座」レポート

今回の講座は3部制で行い、第1部にはベネッセコーポレーション中四国支社から講師の先生をお招きしました。
こちらの部には保護者の方も参加いただき、受験状況や共通テストの傾向、克服するための学習ポイントについてお話しいただきました。

第2部と第3部では、学生の皆さんに実際の2024年共通テストの問題を解いてもらった上で、本学院の講師による問題の傾向や対策の説明を行いました。

 

本章では、第1部の内容をご紹介。講師の先生からは、共通テスト全体的なお話をメインに下記の4点についてお話しいただきました!

①入試競争率が緩和状態にある現在の入試状況

②おすすめの戦略的受験日程

③進路の系統決定

④共通テストの傾向変化や概要

 

 

 

① 入試競争率が緩和状態にある現在の入試状況

 

受験状況の傾向としては、入試競争率は緩和している傾向にあります。
これは、18歳人口が減少していることと浪人して受験に挑む学生が減っていることが要因として考えられます。

全体的な進学率も増加してはいますが、国公立大学に限定すると志願者は減少している傾向にあり、学部によっては定員割れをしているところも。
難関10大学に数えられている大学は、志願者の数は一定を保っている状況です。

地元の大学を目指す受験生も増加しており、学生の「地元志向」も最近の傾向といえるでしょう。

 

② おすすめの戦略的受験日程

 

国公立大学の入試概況を見ると、前期・後期日程のうち後期日程の欠席率が極めて高いという結果が見られました。
これは、「出願はしたが受験はしていない」という状態。

自分の進路は早く確定して、安心しておきたいですよね。
しかし「入試は基本的に相手が嫌なことをやる、競争相手の逆をやることが鉄則なんです」と先生。

競争相手たちが諦めるタイミングでチャンスを掴めるよう、受験日程の選択も戦略としておすすめです!

 

 

③ 進路の系統決定

 

今後の人生に関わってくる進路の系統決定については頭を悩ませている方も多いと思います。
ここで大切なのは、自分のやりたいことかどうかです。少し詳しくご紹介しましょう。

 

講座では、過去19年間の「文系」「理系」「医療系」の志願者の推移データを参照しました。
すると、志望大学における系統の人気は社会の状況を反映している結果となりました。

例えば、景気が落ち込み就職が厳しい時代になると理系が人気になったり、反対に景気が安定していると文系の人気が上がってきたりしています。

つまり、景気状況や雇用状況が進路系統の人気に影響を与えていると言えます。

 

現在の社会の流れとしてデータサイエンスなどを取り扱う「情報系」も人気ですし、「理工系」では、女子受験生枠を新設・拡大する学校も多くなってきています。

チャンスを掴むために社会の状況を確認することも大切ですが、本当に自分がやりたいことはどういうことなのかを含めて進路について考えることが非常に重要です。
現在も進路に迷っている方は、まずは自分がやりたいことを確認してみると良いかもしれません。

 

④ 共通テストの傾向の変化と概要

 

共通テストと受験の関係を見てみると、一般方式のみの受験よりも、共通テスト方式との両方で受験した方が合格率は高いというデータがあります。
国公立大学の受験では共通テストの利用はほぼ必須ですが、私立大学でも共通テストを活用できた受験生にチャンスが広がっています。

 

また、今年度から教科数の増加や問題の傾向に変化があり、教科別の対策が重要です。

例えば「国語」の現代文では、今年度から文章だけでなく資料からも情報を読み解く問題が出題されます。
対策としては、選択肢をひとつずつ丁寧にチェックする方法ではなく、資料の要旨を読み取り、短時間で解答を導き出すトレーニングが必要です。

 

「情報Ⅰ」は国公立大学では選択がほぼ必須となっているため、十分な対策が必要です。
中でも、大きく分けて2つのポイントがあります。

ひとつは、国語力の強化
何を問われているのかを理解するためと論理的な思考が必要なためです。

次に、プログラミング力です。
ある程度プログラミングの問題に慣れておく必要があるため練習も大切なのですが、根本的に必要なものは論理的に考えられる力
しっかりと問題の芯をとらえることが、「国語」でも「情報Ⅰ」でも大切であるといえます。

 

「地理総合・公共・歴史総合」については、難関大や中堅大の入試では選択できないことが多いです。
進学希望先との兼ね合いなども含めて、選択科目を考えた方が良いでしょう。

 

 

講座では資料も交えながら詳しく講義いただき、参加された学生・保護者の皆さまは熱心に耳を傾けておられました。

今後も対策講座は開講予定ですので、興味のわいた方やもっと情報が欲しい方は、ぜひ次回以降の対策講座をご検討ください

 

2章:【英語】堀川 由満 先生に聞く! 対策と勉強のポイント

ここからは講座の内容とは別に、共通テストの傾向や勉強のポイントについて詳しくインタビューした内容をお届けします!

 

まずは講座第2部で「英語」の解説をされた、本学院の英語担当講師 堀川 由満 先生に下記の3点についてお話しいただきました!

①解答作法とその習得方法

②共通テストの傾向と解答のポイント

③英語の学習方法

 

 

① 解答作法とその習得方法

 

堀川先生が伝えている解答作法には、「解答順序」「時間配分」の2つのポイントがあります。

まず、「解答順序」のポイントは設問終盤の長文問題から解き、序盤の選択問題のような簡単な問題へ戻ること。

序盤から余裕をもって解答を進めてしまうと、終盤で時間が足りなくなってしまうという経験はありませんか?

そこで、最初に長文問題で時間を掛け、残り時間に焦り気味で序盤の問題に挑むという「時間配分」のポイントを踏まえると、効率よく解答できます。
この方法を実践した受験生の得点率が10〜20%上がったという結果もあるそうです!

 

しかし、いきなり解答順を変えるのは難しいですよね。
だからこそ、高校1年生や2年生といった早い時期からこの解答作法に慣れておくことが大切です。
今後の学校のテストなどでも、意識して練習してみてください!

 

 

② 共通テストの傾向と解答のポイント

 

共通テストの「英語」には2つの大きな傾向があります。

ひとつは、「問題冊子中に正解が書かれている」ことです。

これは、文中から早く正確に情報を見つける力をテストする傾向が強いことに加えて、マーク形式のテストであることも関係しているといえます。
そのため、共通テストの英語対策では「解答作法」を踏まえながら、早く正解を見つけられるようになることに特化した勉強方法が必要です。

 

もうひとつの傾向は、「当日のコンディションに左右されにくい教科」ということです。

「英語は裏切らない」と堀川先生は言います。
「英語」はしっかりと対策をすれば、思い違いで得点を落としてしまうようなミスが起こりにくい教科。
英語に強い受験生は、一番合格しやすいと言われているのもこのためです。合格を確かなものにするため、しっかりと対策していきたいですね!

 

 

③ 英語の学習方法

 

英語の学習方法について「語彙」、「しくみの理解」、「音読」の3つのポイントをご紹介します。

まずは「語彙をしっかり覚えること」
語彙の力が弱いと、わかる単語をつなぎ合わせて問題をでっち上げてしまい、正しく解答できなかった……なんてことも!
それを防ぐためにも、語彙の学習はしっかりと行いましょう。

共通テストでは約3,500語、二次試験では約5,700~6,000語が必要とされています。
早期に3,500語をクリアしておくと、その後の学習を柔軟かつ効率的に進められますよ。

 

次のポイントは、「英語のしくみを理解すること」
文法的な学習を飛ばして、英語をセットフレーズで覚えてしまうと、いずれ成績は頭打ちになってしまいます。
しっかりとしくみである文法を理解した上で覚えることが重要です。

 

最後のポイントは「音読学習をすること」
「英語の勉強は音読が全て」と堀川先生。というのも、英語は表音文字で音と意味がイコールになっている言語です。

だからこそ、声に出して音と意味を張り付けるようにセットで覚えることが重要です。

先生がおすすめする音読方法は、意味のかたまりごとに音を区切りながら発する英語を発声しながら頭の中では意味をしっかりと理解をする、意味を取りながら音読をすること。
これを1日2時間、1ヵ月も続けると、英語力は大きく向上することでしょう。

 

いかがでしたか? 解答作法を踏まえる、早く正確に正解を見つける、語彙を定着させる、文法を理解する、音読で音と意味をセットで覚えることなど、しっかりとポイントを押さえた英語学習で、合格できる英語力を身につけていきましょう!

 

3章:【数学】佐伯 隆 先生に聞く!対策と勉強のポイント

次に、講座第3部で「数学」の解説をされた、本学院の数学担当講師 佐伯 隆 先生に下記の2点についてお話しいただきました!

①共通テストの傾向

②数学の学習のコツ

 

 

① 共通テストの傾向

 

2025年度から新課程となり、その傾向を予想しつつの対策になると佐伯先生。
しかし、過去の問題を分析することで対策はできると心強い言葉をいただきました!

 

最近の傾向では、「長い文章題が多いこと」が挙げられます。

対策なしに挑むと、問題文を理解することに時間を取られてしまいます。
しかし、対策をして「もう、こういうことを聞いてくるんでしょ!」と心の準備ができていれば、圧倒的に解きやすいですよね。

その場で「解ける/解けない」を考えるのではなく、どんな問題もシンプルに解ける状態を目指して日々の練習(=学習)していくことが大切です。

 

 

② 数学の学習のコツ

 

数学の学習には、「問題のパターンを把握して方法論を持つこと」と、「時間配分」の2つのコツがあります。

佐伯先生の予測によると、過去の問題やセンター試験時代からある「よくある流れ」は変わらないのではとのこと。
だからこそ、数と式の問題や、有理数・無理数、ルートの計算、絶対値の問題など、問題の頻出パターンを把握しておくことが重要だといいます。

「数学」は「ひらめき」で解くのではなく、問題文中にあるヒントのようなキーワードをしっかりと汲み取り、どう考えるべきかを考えるという方法論を持てるくらいに練習を重ねることも大切です。

 

センター試験時代からあった独特な問題への対策も、この「パターン」の応用といえます!
把握していたパターンから外れる問題が出題される場合は、必ず問題中に解法を「誘導」するキーワードが隠されているそう。
「誘導の乗り方」にも慣れておくためにも、問題数をこなし、自分の中で体系的に把握できるようにしておくと良いですね。

 

次に「時間配分」についてです。無駄な工程がないか、時間配分は甘くないか、もっと早く解ける方法がないか考えられることが一番だといいます。
普段の練習から、最短で解ける方法を意識して問題に取り組み、タイトな時間感覚を身につけていく訓練が重要です。

 

ここで、学習のコツ“ピンポイント”編をご紹介!

苦手な学生さんも多い「二次関数」の問題。
実は「グラフが下手」なことが原因のひとつかもしれません……!

下手だから練習しない→書かないと下手になっていく→…と負の連鎖が発生していることもあるそうです。
フリーハンドできれいにグラフが書けるようになるまで、つまり慣れるまで繰り返し練習することも心掛けてみてください。

 

 

 

夏休みに入りたての時期に開催された本講座。
「全ての科目を勉強するのは大変ですよね。他の科目との兼ね合いもあるので、うまくやってほしいです。苦手科目もしっかりしてほしいと願っています!」と受験生の皆さんへの激励のコメントもいただきました!

出題パターンを理解する、どう考えるべきか考えられるように練習をする、もっと早く解けないか考えるなど、しっかりとこれらのポイントを押さえて、合格を目指して数学学習に取り組んでみてくださいね。

 

 

いかがでしたでしょうか?

経験豊富な講師陣による傾向分析と勉強のコツが、皆さまの共通テスト対策に役立てば幸いです♪

岡山進研学院では今後も、大学入試や共通テストについての説明会や対策講座を開催していく予定です。
今回のレポートで少しでも興味を持たれた方は、ぜひ次回にご参加くださいね!

 

次回の共通テスト対策講座は、
10月14日(月・祝)、12月15日(日)に開催予定です。

共通テスト対策講座の他にも、季節ごとに岡山大学の二次試験対策などの無料講座もご用意しております。

下記から詳細をご確認いただき、お申込みください!

https://www.shinken.ac.jp/event_index/

 

最後に 岡山進研学院のご紹介

岡山進研学院は、岡山県唯一の浪人生対象の総合予備校として50年以上の信頼と高い合格実績を持つ予備校です。
教材、質の高い講師陣による授業、模試等の対策、学習環境、そして保護者様との密な連携で、お子さまの確かな合格を講師一同、全面サポートさせていただきます。

 

そんな岡山進研学院を5つの特徴で簡単にご紹介します!

 

① ベネッセによる全面バックアップ!

 

ベネッセが蓄積してきた大学進学情報や総合型・推薦型面接指導情報、オリジナルテキストなど豊富な資料・情報、映像授業、全国最大規模の進研模試の活用で、合格をしっかりバックアップしていきます。

 

 

② 第一志望校合格へ万全の授業体制

 

岡山進研学院が誇る質の高い講師陣がバックアップ。
少人数だからできる親身な質問対応と添削指導は、授業満足度97%を誇っています!
各科目ごとに自分に合ったレベルを自由に選択できる時間割。

 

 

③ 豊富な模試と講習できめ細やかな対策

 

進研模試・駿台模試・代ゼミ模試・大学別オープン模試など、幅広いニーズに対応。
年15回実施している土曜日マークテスト演習による、演習力の強化にも取り組んでいます。

総合型・推薦型選抜対策講座も開講。志望理由書対策、面接対策も万全です!

 

 

④ 合格に向けた最適な学習環境を提供

 

岡山駅より徒歩10分の好立地! お子さまの送迎用の駐車スペースも確保!

自習室はAM8:30~PM21:45まで利用可能、授業開始はAM9:30からとなっていますので、遠方からでもゆとりを持って通学していただくことが可能です。

※学費減免の特待生制度もありますので、詳細は入学募集要項をご覧ください。

 

 

⑤ 万全の保護者との連携

 

学生証を利用した出欠管理システムや、メール配信システム、毎月の郵送資料で、お子さまの出席・成績状況をご確認いただけます。
担任との三者面談による進路指導も年に3回実施しているので、三位一体で受験に挑めます。

 

 

【岡山進研学院のHPは下の画像から】

 

【資料請求はこちらから】

 

【 岡山進研学院 】

〒700-0013

岡山県岡山市北区伊福町2丁目10-27

TEL:086-252-5410

FAX:086-253-5249

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